木版画について、初歩から数回に分けて段階を追ってコツを解説していきます。
今回は中級編です。
【彫り】
・初級編(彫刻刀の紹介と持ち方、三角刀と丸刀の使い方、白い線の彫り方)
・中級編(面の彫り方、黒い線を残した彫り方)今回
・番外編(色々な模様彫り)
・上級編(その他の刀の使い方、影を付けた彫り方)
【刷り】
・一版一色版画(ねり板とローラーの使い方、インクの量)
・彩色木版画(棟方志功風?)
・一版多色版画(絵の具の濃さと量、絵の具の置き方)
【彫り】中級編
初級編では、安全に線を彫ることを学びました。
しかし、線だけで絵を描いていくことに満足しない子どももいることでしょう。
4年生は彫刻刀に慣れることを「めあて」とするならばそれでも十分ですが、白い面を広く彫れると表現の幅がグッと広がります。
また、表現したい図案によって、黒く線を残すことも必要になってきます。
習得することが盛りだくさんになってしまいますが、白い面で1ステップ、黒い線で1ステップ進めましょう。
内容が難しいので、それぞれ2回ずつ説明しています。
次回は、表現の幅をさらに広げる「模様彫り」について解説します。