「図工、大嫌い!」
って聞くと、とても悲しくなっちゃいます。
それは、図工が嫌いなんじゃなくて、教え方が良くないんですよね。
耳が痛い話です。
なぜ、小学校・中学校に「図画工作・美術」科があるのでしょうか。
これが、本質ではないでしょうか?
どこにも、上手な作品を作るとはありません。
見せるために作るのではなく、その過程を楽しむ。
NHKのホームページにも「正解はない!自分の思いを表す作品を作ろう!」とあります。
では、文部科学省はどう言っているのでしょう。
(1)対象や事象を捉える造形的な視点について自分の感覚や行為を通して理解するとともに、材料や用具を使い、表し方などを工夫して、創造的につくったり表したりすることができるようにする。
(2)造形的なよさや美しさ、表したいこと、表し方などについて考え、創造的に発想や構想をしたり、作品などに対する自分の見方や感じ方を深めたりすることができるようにする。
(3)つくりだす喜びを味わうとともに、感性を育み、楽しく豊かな生活を創造しとうとする態度を養い、豊かな情操を培う。
〜学習指導要領より〜
こんなことを言っておきながら、成績=優劣を相対的につけろと言うのだから、教師は苦しみます。
子どもも苦しみます。
このブログを見た人みんなが「図工大好き」になってほしくて、このサイトを立ち上げました。
表現するのが大好き、指導するのが大好き、見守った子どもの笑顔を見るのが大好き。
今までより少しでも、思い通りの作品を上手にできたと言う声が聞けたら嬉しいです。
2020年9月